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今年の北朝鮮の旧正月は金正日の68番目の誕生日と重なり、それほど旧正月の雰囲気がしない。

過去には正月当日だけやすんだが、2003年からは金正日の指示によって『国家的な祝祭日』として定められ、正月当日を含め3日間休んでいる。

しかし、今年の旧正月連休の最後の日である2月16日が金正日の誕生日のため、14日から誕生日連休である17日まで4日間休むことになった。今月初旬から始っている金正日の誕生日イベントが誕生日に近くなるとだんだん雰囲気が高まり、正月の雰囲気が全然しない。

北朝鮮の労働新聞は正月当日である14日に、金正日の誕生日と関連した社説を掲載し、誕生日イベントである『金日成・金正日の花』の展示会現況や白頭山近くの三池淵で開かれている『2.16慶祝氷彫刻展示会』などを紹介した。氷彫刻展示会は今回初めて開かれた。

旧正月の前日である13日に平壌市民10万人が参加した中で労働党中央委員会と中央軍事委員会の共同スローガン貫徹群衆大会を開かれたのは、正月の雰囲気とは程遠い。

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平壌市の宣伝局の関係者が12日に朝鮮中央放送とのインタビューで金正日の誕生日を迎え、「平壌市内を祝祭日らしく飾るために力を注いでいる」と伝えた。

また、14日には金正日の誕生日を迎えて、韓国でも有名な冷麺レストランである玉流館がスッポン料理を披露したと紹介した。

そして、13日には、金正日の誕生日を迎えて全国のすべての子供達に飴とお菓子などをプレゼントしたと伝えた。北朝鮮の子供と学生たちにとっては、旧正月より金正日の誕生日の方がより嬉しい。

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もちろん、北朝鮮の家庭でも正月の料理を作って正月を楽しむ。労働新聞や朝鮮中央テレビなどの北朝鮮メディアは、正月の風物詩を紹介したり、家庭訪問や慶祝公演など正月関連番組を流して、正月らしい雰囲気を醸成しているが、やはり金正日の偶像化と健康が主な内容となっている。

正月の初の番組も金正日の健康を願うことから始った。

中央放送と平壌放送は正月の初の番組で「将軍様の健康は我々軍隊と人民の喜びであり、幸せである。将軍様が健康で喜びの中で過ごせることを願う」と伝えた。北朝鮮は昨年の旧正月から金正日が2008年8月に脳卒中で倒れたことを気にして。異例的に金正にの健康を願う番組を始めた。

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北朝鮮のメディアは、正月の朝、党・政治・軍の幹部と住民が萬寿台の丘などの住居地にある故金日成主席の銅像に献花し、平壌体育館では『将軍様と子供たち』というタイトルで学生たちの正月公演が開催されたと伝えた。そして、平壌の青年たちと各地の住民達は金正日広場などでチェギ蹴りをはじめ様々な伝統遊びを楽しんだり、映画館で映画を見たりしたと報じた。