北朝鮮の朝鮮中央通信は8日、韓国の黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行(首相)に対して「事大主義的売国政策を最先頭に立って強行してきた朴槿恵逆徒の忠犬」と非難する論評を配信した。

論評は、「かいらい国務総理の黄教安が次期の権力のポストを狙って『大統領』選挙に出馬しようとする企図を露骨にさらけ出している」と指摘。

また、「『安保危機』の鼓吹で保守勢力の糾合と支持勢力の拡大を謀ると同時に、米国の『THAAD』配置策動に積極的に便乗し、新しく就任した米大統領と電話通話をする、どうするとしながら上司の機嫌を取ろうとやっきになっている」と主張した。

さらに、「民心から見捨てられた歴史教科書『国定化』と『THAAD』配置の決定、日本軍性奴隷問題の『合意』など前代未聞の羞恥と屈辱だけをもたらした事大主義的売国政策を最先頭に立って強行してきた朴槿恵逆徒の忠犬もほかならぬ黄教安である」と非難した。

そのうえで、「黄教安は自分の境遇を知って『大統領』選挙に出馬しようとすべきではなく、朴槿恵と共に監獄に直行する方がよかろう」と主張した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

権力野望に浮ついた特等共犯者 朝鮮中央通信社論評

【平壌2月8日発朝鮮中央通信】かいらい国務総理の黄教安が次期の権力のポストを狙って「大統領」選挙に出馬しようとする企図を露骨にさらけ出している。

昨年末までも「大統領選挙出馬の意志が全くない」と言っていた黄教安は新年に入って「新年業務報告」など各種の集いを開き、「経済と民生は最優先課題」だの、「国民団結と統合実現」だの、何のと言って民心を引きつけようと奔走している。

「安保危機」の鼓吹で保守勢力の糾合と支持勢力の拡大を謀ると同時に、米国の「THAAD」配置策動に積極的に便乗し、新しく就任した米大統領と電話通話をする、どうするとしながら上司の機嫌を取ろうとやっきになっている。

一方、保守一味の間では黄教安の「大統領」選挙出馬を後押ししなければならないと唱えて、権力野望に浮ついた者を推し立ててなんとしても保守の再執権を実現しようとしている。

歴史の裁きを受けるべき主要犯罪者がかいらい大統領権限代行になったことにも満足せず、弾劾の事態を利用して第2の朴槿恵「政権」を樹立しようと狂奔しているのはキャンドル民心に対する挑戦、愚弄であると言わざるを得ない。

黄教安は、朴槿恵の特等腹心にかいらい法務部長官、国務総理を務めながら逆徒の手足役を演じてきた「朴槿恵・崔順実スキャンダル」の核心共犯者である。

過去にもソウル地方検察庁検事、大検察庁課長、釜山高等検察庁検事長などに30余年間、ファッショ絞刑吏役を演じながら進歩的な統一運動勢力を悪名高い「保安法」にかけて容赦なく弾圧した。

特に、法務部長官を務めながら朴槿恵の指令の下で情報院選挙介入事件とチョン・ユンフェ「国政」介入事件を覆い隠し、ソウル市公務員スパイ事件をつくり上げたし、統合進歩党を強制的に解散し、「セウォル」号惨事の真相究明を阻んだ特大型の謀略事件つくり上げの張本人である。

民心から見捨てられた歴史教科書「国定化」と「THAAD」配置の決定、日本軍性奴隷問題の「合意」など前代未聞の羞恥と屈辱だけをもたらした事大主義的売国政策を最先頭に立って強行してきた朴槿恵逆徒の忠犬もほかならぬ黄教安である。

今、野党と市民団体が「黄教安は朴槿恵政権の国家反逆者」「朴槿恵そっくりの人物」であると糾弾し、一日も早く謝罪し、辞退しろと強く反発しているのは当然である。

南朝鮮人民から見捨てられた特等共犯者に期待をかけてあがいているかいらい保守一味の妄想もきわめて愚かなものである。

黄教安は自分の境遇を知って「大統領」選挙に出馬しようとすべきではなく、朴槿恵と共に監獄に直行する方がよかろう。

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