この動物園に対して、金正恩氏は2012年に施設の改修を指示した。
ところが、突貫工事で進められたため、停電が起きてペンギン10数羽やホッキョクギツネを含む動物数十頭が死んでしまった。また、自慢のイルカショーでパフォーマンスを披露するはずのイルカ10数頭もショーの訓練があまりにも厳しくて死んでしまったという。
これを受けて金正恩氏は、「ホッキョクグマやジャイアントパンダなどの珍しい動物を確保せよ」との指示を出した。しかし、それらの動物は簡単に手に入るものではなく、各地方の住民に現地で捕まえた動物を寄贈させるなどして、お茶を濁している。
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