北朝鮮の祖国平和統一委員会が運営する対外宣伝サイト「我が民族どうし(ウリミンジョクキリ)」が、去年8月から北朝鮮の料理を21種類紹介している。サイトは料理を紹介し、「昔から今日まで、広く享受されてきた『民族料理』」と宣伝している。

北韓伝統料理文化研究院のイ・エラン代表によれば、ウェブサイトで紹介された料理は対外宣伝用のもので、北朝鮮の高級ホテルや平壌の高級飲食店で見ることができる料理だという。

イ代表は、「紹介された料理は北朝鮮の住民は夢にも見ることができない」と述べている。

我が民族どうしは「朝鮮料理百科」というコーナーで、平壌冷麺や兎のさしみ、リョンボンタン、果物の冷菜、なすとジャガイモのいためもの、たこの刺身、なまずの煮物、ャ泣M餅、ごまうどん、すずきの焼き物、犬肉とピーマンのいためもの、松茸のいためもの、草魚のジョン、鶏の丸揚げ、ヨナンシッケ、きのこのいためもの、緑豆のムク‐チョンポ、かきキムチご飯、ジャガイモのうどん、ほっけの煮物、ジャガイモのソンsョンなど、これまで21種類の料理を連載して紹介している。

イ代表は「こうした料理のうち、北朝鮮の住民が一般的に食べることができるのは兎のさしみ(兎の生肉)くらいだろう」と話した。

住民は兎を直接育てて兎の皮を党に差しださなければならないため、兎が沢山飼育されているからだそうだ。脱北者も、「兎の肉はよく食べる方だ」と話している。また、北朝鮮では鶏は米で育てるが、兎は草で育てるため、比較的飼育しやすい。

イ代表は特に、「住民の主食であるとうもろこしの栄養素は、米の栄養素の70%くらい」と言い、「北朝鮮の住民はとうもろこしを食べるため、あまり消化、吸収されず栄養が足りなくなって、発育状態が良くない」と強調した。

下の表に、北韓伝統料理文化研究院のイ・エラン代表の話を基にした、「我が民族どうし」で紹介されている料理に対する、住民たちの認知度に関する説明を入れた。北朝鮮の住民がよく食べることができる料理を上段(手に入れやすい)に、しばしば手に入れることができる料理を中段に、手に入れることができなかったり入手が難しい料理を下段に表記した。