脱北大学生の社会適応と青年リーダー育成のための、‘脱北大学生リーダーシップキャンプ’が開催され、南北の青少年の交流の扉を開く役割を果たしている。

キャンプは北朝鮮人権市民連合(理事長ユン・ヒョン)と、アメリカ国際共和主義研究所(IRI)が共同で主催し、25日から2泊3日の日程で行われる。

市民連合は“北朝鮮の変化と統一の前後過程に備えた、脱北大学生対象の特別教育プログラムで、全国9つの大学生たちが、民主市民教育と法律特講、就業準備特講など、実質的な教育を受ける”とキャンプについて紹介した。

更に、キャンプに参加する16人の大学生は、全国の大学から所属大学と民間支援団体の推薦を通じて選抜されたと伝えた。

今回のキャンプでは、ルーマニア民主連盟(Asociatia Pro Democratia)のアナ-マリア・モスィニアグ(Ana-Maria Moşneagu)氏が行う民主市民教育が大きな反響を呼び起こしている。

あわせて14時間の予定で行われている講義と討論では、チャウセスク独裁政権後の、ルーマニアの民主化過程及び、世界各国の事例を紹介する。今後、北朝鮮の体制の変化や統一を前後して発生する可能性がある社会の混乱を、最小限にとどめる方案も模索する。

北朝鮮の変化と統一に備えて、グローバルマインドを持つ脱北大学生の人材を育成するという目的で企画されたプログラムで、脱北大学生の韓国への適応や、人生設計に重点を置いてきた過去2回のキャンプから、更に前進したものだ。

この団体のイ・ヨンファン調査研究チーム長は、“民主化以後、北朝鮮の社会の変化を予測して、ルーマニアと北朝鮮の経験と状況を互いに比べるなど、多様な内容が議論されている”と語り、“参加した大学生が、期待以上に多くのことを理解している”と伝えた。

市民連合は高等教育を受ける脱北大学生たちが増え、大学生活に適応することができずに、途中であきらめる学生が多いことに注目、2年前から脱北大学生のためにリーダーシップキャンプを開いている。

2005年の第1回キャンプの参加者だった脱北大学生、パク・ウンチョルさん(26歳・サミュク大)は、“大学生活を遅くスタートしたが、‘先輩との対話’を通じて自信を得ることができた”とキャンプを評価した。

これについてイ・ヨンソク教育訓練チーム長は、“この2年間で25人の修了生のうち、大学を卒業した3人とも大企業に入社して、社会の発展に寄与しており、修了生のうち数人は、‘北朝鮮人権脱北青年連合’という団体を通じて、北朝鮮の人権改善の活動を積極的に行っている”と説明した。

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