市民支援委員会によると、極東やシベリアにいる脱北者は最大で数百人に達する。2004年から2014年までの間にロシア政府に亡命申請をした北朝鮮人は211人だが、亡命を認められたのは2人に過ぎない。一方、期限1年の一時亡命地位を申請した場合の対応は異なる。こちらでは申請した170人のうち、90人が認められている。
これは、ロシアは脱北者を追い返すことにより、国際社会から「人権侵害」と批判されることを避けたいが、国内に定住させたくないため、一時的に亡命を認め、第三国に移住させるようとしているからだと言われている。
拷問と死
一方、ロシアと北朝鮮は昨年2月、不法滞在者を強制送還する協定を結んだ。