北朝鮮当局が、中国との国境を流れる鴨緑江と豆満江沿いに堤防を築く工事を始めた。表向きは、水害防止用と説明しているが、本当の狙いは脱北防止用のようだと、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。
咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋によると、会寧(フェリョン)市の保安署(警察署)は、100メートルにわたり試験的に堤防を築く工事を行なった。中央はこの報告を受けて、国境に堤防を築くことを指示した。
工事は雪解けが始まる4月初めに始まる予定だが、住民から建設資金を徴収したり、兵士や一般住民に対して勤労動員への参加を呼びかける事前作業は既に始まっている。