動機は明らかになっていないが、脱北して韓国に入国したものの社会に適応できず、夫婦喧嘩が絶えなかったという。
もともと自殺率が世界的に高い韓国だが、脱北者の自殺率はさらに高い。
2012年10月に行われた韓国国会の外交通商統一委員会で、民主統合党(当時)のパク・ピョンソク議員は「韓国に定住する脱北者2万10人(当時)のうち、0.09%にあたる22人の死因が自殺」「韓国全体の自殺率0.03%(10万人中31.7人)の3倍に達する」と述べている。
また、過去10年のハナ院(脱北者教育施設)内の病院の治療件数を見ると、2番目に多いのは精神科で、全体の22%を占めたことも明らかにした。