北朝鮮が先月25日に続き、31日にも黄海の4ヶ所と東海(日本海)の1ヶ所、合計5ヶ所を航行禁止区域にすると宣言した。
韓国軍によると、北朝鮮は先月31日午前7時から今月2日午後8時まで、黄海のキョドン島の西方5.8マイルの海上や、平安北道のチョルサン郡沖合など4ヶ所、また咸鏡南道・クミャ郡沖合の合計5ヶ所を航行禁止区域に指定すると宣言した。
北朝鮮は先月25日に、ペンリョン島とデチョン島東方のNLL(北方境界線)付近を航行禁止区域に定めると宣言し、海岸砲や放射砲などを約300発発射した。今回航行禁止区域を宣言したのは、北朝鮮が追加で軍事行動をとるための措置ではないかという予想も出ている。
しかし、韓国・大統領府の関係者は、「北朝鮮は該当地域で冬季演習をするためにそうした措置を講じたのではないかと考えている。北朝鮮が短距離ミサイルを発射する可能性は低い」と話した。
韓国軍の関係者も、「北朝鮮軍が今回、航行禁止区域を宣言したが、北朝鮮の領土であるため別の意図は見られない。だが、万が一に備えて北朝鮮軍の動向を厳重に監視している」と説明した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面今のところ、北朝鮮軍に特別な動きは見られないという。