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子どもたちは、学校でクラスメートと「売れ筋アイテム」の情報を交換する。ガム、キャンディ、ノートなどをカバンいっぱいに詰めて持ち込みその場で売買する。教科書などは二の次だ。

意外なことに、こうした子どもたちのビジネスに対して保護者も問題視しない。友達同士でのやり取りなので、えげつない値段交渉をすることもなく、うまく物品をまわせば市場より儲かる。むしろ、「必要なものがあれば、学校で友達から買いなさい」と言う親もいるぐらいだ。

学校当局も、子どもたちの商行為をいましめるどころか、煽るも同然の行為を繰り返している。そもそも、学校自体が施設の補修、機材の購入などの費用という名目で、子どもたちの家庭から上納金を要求する。中央政府からも地方政府からも一切の予算が与えられないため、学校が独自で予算を確保しなければならないからだ。