HOME > 連載 > 高英起の無慈悲な編集長日誌 > 「血の粛清」で終わった北朝鮮「反体制」の教訓 2017年01月30日 | 反体制 粛清 それを見て恐怖を覚えるのは、金正恩党委員長ひとりだけではない。彼の権威を笠に着て庶民を搾取してきた勢力も、自らの安泰に不安を覚えるはずだ。 もっとも、そのような勢力はまず間違いなく日和見的であるだろうから、金正恩体制が不利と見れば民衆の側に寝返る。問題は、そのような状況が起きるかどうかだ。 蜂起した民衆の側に勝利を引き寄せ、金正恩体制を敗北に追いやるもっとも手っ取り早い方法は、米韓連合が軍事介入することだ。上手く行けば、北朝鮮の軍は雪崩を打って民衆の側につくかもしれない。 1234