北朝鮮が昨年、中国から輸入したコメの量が2015年と比べ倍増したことが明らかになった。米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。
韓国のシンクタンク、GS&Jインスティテュートの北朝鮮・北東アジア研究院長を務めるクォン・テジン氏が、中国海関総署の資料を分析した結果によると、北朝鮮は昨年、中国から計4万2000トン、2500万ドル(約28億7000万円)相当のコメを輸入した。これは、2015年(1万7139トン)の2.4倍となる数字だ。
また、穀物すべての輸入量も5万4700トンに達したが、2015年と比べて11.4%の増加に留まった。その一方、全体に占めるコメの割合は35%(2015年)から77%(2016年)に大幅増加した。