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アメリカ国務省のフィリップ・クローリ広報担当次官補が28日(現地時間)に、オバマ大統領が前日の国政演説で、核兵器を手に入れようとしている北朝鮮に対する制裁を強化することや、北朝鮮の孤立の可能性に言及したことについて、「我々は北朝鮮の核兵器と非拡散の重要性を強調した」と説明した。

クローリ次官補は定例記者会見で、「北朝鮮の運命は北朝鮮の選択にかかっている。孤立を終わらせるチャンスもある。北朝鮮の住民の生活の質を改善させる国際的な協力と支持を受けるチャンスも、もちろんある」と話した。

さらに、「北朝鮮がするべきことは、核兵器を放棄して孤立を終わらせることが、自分たちにとって一番メリットのあることだと理解することだ。6カ国協議に復帰するという約束がそれに当る」と強調した。

また、「6カ国協議を通じて様々な問題を解決することができる。真っ先に行うべきことは、北朝鮮が非核化のために前向きな措置を取ることだ」と再度強調した。

今回、北朝鮮が黄海で海岸砲を発射する一方、米軍の遺骸の発掘を提案したことについては、「北朝鮮は歴史的に難しいことを決める時は、様々な行動を起こす。ボールは北朝鮮側にある。北朝鮮がすべきことは明らかだ」と指摘した。

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北朝鮮が不法入国したアメリカ人を1人抑留していると、朝鮮中央通信が報じたことについては、現在事実関係を確認していると伝えた。

クローリ次官補は「報道の内容を非常に深刻に受け止めている。検討中だ。まだ報道の内容は確認されていない。現時点では、報道を確認できる具体的な情報がない。だが充分可能性があることだ」と、アメリカ人を今回新たに抑留した可能性を示した。

国交のない北朝鮮で、アメリカに代わって代封能の役割を果たしているスウェーデンを通じて、今回の報道に関して北朝鮮に確認をとることを要請したともクローリ次官補は伝えた。

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また、「アメリカの国民がもう1人抑留されたことが確認できれば、その人が誰でどのような状態にあるのか、早急に北朝鮮と領事的な接触を進める」と話した。

北朝鮮の朝鮮中央通信は、「中朝国境地域から25日に不法入国したアメリカ人1人の身柄を拘束した。現在、担当機関で取り調べ中」と報じていた。