北朝鮮の労働新聞は20日、同国の人権問題に対する米国の圧力が「核保有国地位を磐石のごとく打ち固める結果をもたらした」と主張する論説を掲載。同日、朝鮮中央通信が報じた。
論説は、「オバマの執権期間、米国が朝鮮の最高の尊厳に言い掛かりをつけ、朝鮮式社会主義のイメージに泥を塗るための謀略宣伝策動にいっそう狂奔してきた」とオバマ政権を非難した。
また、「米国をはじめとする西側諸国で子どもと老人が社会に見捨てられて犯罪と堕落のドブに陥っている時、わが国の各所では育児院・愛育園などが立派に建てられた」「世界は、人民のための人権はまさに朝鮮で真に保障されているということをはっきりと実感した」と主張した。
さらに、「西側のメディアを推し立てて様々な術策を弄したが、米国は自分らが本当の平和と安定の破壊者、侵略者であることを自らさらけ出した。黒白を転倒しようとした米国は無残な敗北を喫した」と米国を非難した。