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北朝鮮の最高人民会議(議長チェ・テボク)の第12期代議員選挙も8月初めに開催されると、北朝鮮の内部消息筋が23日に伝えた。

北朝鮮の最高人民会議は7月29日に道、市、郡の人民会議の地方大議員選挙を実施する予定と、19日に公式発表した。北朝鮮では4年ごとに道、市、郡の人民会議の代議員選挙を実施しており、2003年8月には2万6千650人の地方代議員を選出した。

一方、最高人民会議の代議員選挙は、北朝鮮の憲法によって5年ごとに行われている。したがって、2008年8月に選挙が実施されるはずである。しかし、94年の金日成の死亡により、98年の第10期代議員選挙も、8年3ヶ月ぶりに実施されている。

現在、第11期最高人民会議の代議員は、2003年8月に、地方の代議員選挙と同時に選出された。

消息筋は”政府が6月の初旬から、住民の公民証を集めて、最高人民会議の代議員選挙のための選挙人名簿の作成に入り、人民保安省は全国的に死亡者、失踪者、未転入の居住者に対する内密な調査作業を進行中”と伝えた。

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選挙人名簿の作成などは、地方代議員選挙の前にも実施する。

したがって、まだ最高人民会議の代議員選挙と、地方代議員選挙が同時に行われるという具体的な証拠はない。北朝鮮政府は19日に、朝鮮中央通信を通じて、“7月29日に道、市、郡の人民会議の代議員選挙を実施する”と公式的に発表したが、最高人民会議の代議員選挙については未だに言及がない。

だが、北朝鮮の経済回生の問題と、さまざまな対外的関係の変化が予想されるため、電撃的に同時選挙を実施する可能性も完全に排除することは難しい。

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北朝鮮が今回、地方代議員と最高人民会議の代議員選挙を同時に実施したら、脱北問題などで、10数年間続いてきた住民所在の把握を終結して、内部体制の結束に拍車をかけるという意図がある可能性が高い。

2006年12月に北朝鮮を脱出したキム・ソンフン(仮名. 咸北清津出身)氏は、“北朝鮮で選挙に参加しないと、‘政治的反動’として取り扱われる”と述べ、“死亡届けが出されていない状態で、選挙に参加しなかったら、身上の記録の文件が保衛部に移されて、実質的な‘公開手配者’の身の上になる”と説明した。