駐エチオピア北朝鮮大使館の職員が、去年韓国に亡命していたことが一足遅れで分かった。
去年10月中旬にエチオピアの北朝鮮大使館職員である金某(40)氏が、韓国大使館に入って亡命を申請し、外交手続きをとって2~3週間後に韓国に入国したと、26日にYTNが報道した。
当時、現地の北朝鮮大使はこの事実を知り、韓国大使に電話をかけて、金氏をかくまい続けたらよいことはないと脅迫し、北朝鮮大使館の車を韓国大使館の入口に並べて示威行動まで起こしたという。
韓国政府は直ちに、外交部のイ・ジュンギュ在外同胞領事局大使をエチオピアに派遣し、11月初めに金氏を韓国に入国させた。
外交部当局者はこれについて、「北朝鮮を離れた人の安全の問題があり、特定国家と関係がある問題であるため、確認することはできない」と、公式な確認は拒否した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面一方、脱北者も大韓民国国民という点から、外交部は今後、在外国民の保護の次元で、脱北者問題を扱うことにしたことが分かった。これまでは、脱北者が来た該当地域の部署が業務を処理してきた。
外交部在外同胞領事局内の脱北者担当チームは、6月から本格的に始動する予定で、脱北者が韓国に行くことを希望する場合、滞在している国の政府と直接交渉して、必要があれば大使や領事を現地に派遣して韓国に連れてくる業務も行うという。