北朝鮮の労働新聞は17日、韓国軍が特殊任務旅団を新設することに対して「われわれに対する露骨な宣戦布告」としながら「最高首脳部に挑戦する者はそれが誰であれ、無慈悲な懲罰を免れられない」とする論評を掲載。同日、朝鮮中央通信が配信した。
韓国国防省は4日に発表した2017年業務計画報告で、有事の際に金正恩党委員長ら軍事指導部を除去する特殊任務旅団の編成を2年前倒しすると明らかにしていた。
論評は、「共和国の最高首脳部を狙ったかいらい好戦狂らの特殊任務旅団の編成は事実上、われわれに対する露骨な宣戦布告である」と指摘。
また、「かいらい特殊任務旅団がわれわれの超精密攻撃手段の第一の打撃目標となるのはもちろん、その編成を考案し、それに加担した者もやはり、第1次的な処断の対象となるであろう」と主張した。
そのうえで、「南朝鮮のかいらいは、わが千万軍民の秋霜のような懲罰の意志を直視してむやみにのさばってはいけない。かいらいの特殊任務旅団の早期編成策動は、ほかならぬ米国のオバマ一味のそそのかしによるものである」と米韓を非難した。