ところが、中国国内の韓国企業で生産されたものについて、当局はさほど厳しく取り締まっていないため、持ち込みが可能なのだ。
中国の対北朝鮮情報筋によると、これらの製品は中国市場向けなので、パッケージの表記は中国語だ。企業のロゴマークの部分さえ切り取れば、税関で止められることなく北朝鮮に持ち込めるというのだ。この手法で、韓国の某有名ブランドのラーメンも、毎日数十、数百箱単位で北朝鮮に輸出されている。
つまり、韓国製であることがわからなければ、北朝鮮当局もさほど問題にはしないということだ。北朝鮮の市場では、韓国製のコチュジャンが取り締まりを受けることなく売られているとデイリーNK内部情報筋が伝えている。
(関連記事:北朝鮮で南北コチュジャン「合わせ味噌」が人気…「お口の中の南北統一」)メイド・イン・チャイナの韓国製品の人気は、食料品にとどまらず、キッチン用品にも及んでいる。