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それでも、北朝鮮社会では韓流、そしてディズニーはこっそりと広く浸透している。なによりも建前で資本主義文化を目の敵にしている金正恩氏自らが靴下工場を現地指導した際、ディズニーを代表する「くまのプーさん」、そして日本のキャラクターである「キティちゃん」に言及したこともある。さらに、別の現地指導では日本の国民的アニメのキャラクターと一緒に写った写真さえ公開している。

(参考記事:金正恩氏と「くまのプーさん」と「キティちゃん」の“意外な関係”

今回の公演では、中盤の「世界アニメ映画音楽配信」というコーナーのアニメ挿入歌のメドレーで、「ミッキーマウス」「白雪姫」「美女と野獣」「ライオンキング」「カンフーパンダ」などの挿入歌が演奏された。ちなみに、この中では自他共に認める北朝鮮の名作アニメ「かしこいタヌキ」も演奏された。舞台のバックスクリーンには当該アニメのダイジェストシーンが流れ、テロップではタイトルも紹介されている。

日本のアニメも

この公演だけでなく金正恩氏時代になってから北朝鮮の音楽公演でディズニーキャラクターが頻繁に登場するようになったが、どうやら正恩氏はディズニーが大好きなようだ。