6月29日に開催された最高人民会議(国会に相当)で、「人民武力部(国防省)→人民武力省」、「人民保安部(警察庁)→人民保安省」と共に、従来の「部」から「省」へと変更されたのだ。
この中で「国家保衛省」という呼び名だけが、北朝鮮の国営メディアで未確認だった。それが12月18日、初めて朝鮮中央テレビで使われると、翌日に韓国メディアが一斉に報じた。
北朝鮮ウォッチャーのあいだでは、「省」になったことをどう捉えればよいのか議論になっていた。北朝鮮では「省」よりも「部」の方が上とされるため、格下げになったと見る向きが有力で、その背景に注目が集まっていたのだった。