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白書はまた、金正恩氏が兵器開発や偶像化事業に多額の予算を注ぎ込んでいると批判している。つぎ込んだ額は、29回の核実験・ミサイル発射に3億ドル、金氏一族の銅像など460の偶像物制作に1億8000万ドルだ。

莫大な財政負担とプラスして、並進路線による経済破綻、不正腐敗の悪化、南北朝鮮の関係悪化、などの悪材料を挙げ、2017年には体制にほころびが生じるだろうと見ている。

金正恩氏は父金正日氏の死去から約2週間後の2011年12月30日、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の最高司令官に推戴され、翌年4月には、朝鮮労働党代表者会議と最高人民会議で、党と政府の権力を手中に収めた。