2015年に玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長を処刑してからは、しばらくは自制していた模様だが、今年に入ってから再開し、幹部3人を処刑した。今までに処刑された幹部の数は140人にのぼる。
処刑された代表的な人物として挙げられたのは、張成沢氏、玄永哲氏以外に、内閣副総理だった金勇進(キム・ヨンジン)氏、崔英健(チェ・ヨンゴン)氏、辺仁善(ピョン・インソン)総参謀部作戦局長などだ。
白書はまた、処刑の対象が党・政・軍を問わず拡大、幹部の処刑が日常化しているとした上で、一般国民の処刑も増えていると指摘した。今年に入って8月までに公開処刑された一般国民の数は60人以上で、過去4年間と比べて2倍以上となったと指摘した。