もともと金正恩氏は、脱北行為に対して厳しく取り締まる方針を示してきた。先月中旬には、咸鏡北道の穏城(オンソン)郡南陽(ナミャン)労働者区から、住民2人が国境の河、豆満江を越えて中国に脱北しようとしたが、国境警備隊がそれを見つけ事前通告なしに射殺。脱北者を射殺した隊員は副隊長から表彰されたという。
(参考記事:金正恩氏が忌み嫌う「脱北」…逃げれば問答無用で射殺)ただし、情報筋によると水害前から監視カメラは電力不足で1日に2〜3時間しか動いておらず、監視カメラを100台設置しても何の意味もないとのこと。