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北朝鮮の大都市の女性の間で、明るい色の服が人気を呼び、金の指輪やネックレスなどのアクセサリーの着用が一気に広まっていると伝えられた。

21日、丹東で会った北朝鮮の中朝貿易商、チェ・ミョンヒ(仮名)さんは、“最近では白地に黄色や赤の花が入っているきれいな服がよく売れている”と言った。また、“子犬やあひるなどの動物が入っているのもよく売れる。ただ人の肖像があるものはだめ”と語った。

こうした変化は、北朝鮮の訪問者や中朝貿易の商人の証言、国境地帯で撮影された北朝鮮の女性たちの身なりを通じて確認されている。北朝鮮政府は1994年の金日成死亡以後、踊りや歌、哀悼期間にそぐわない派手な身なりを禁じた。

その後食糧難が続き、食糧問題も解決できずに、服は文字通り体にまとうものに過ぎなくなった。だが、最近になって住民も商売を通じて所得が増え、中朝貿易によって、中国から安く派手な服が流入し、身なりもかなり変化したようだ。

去る19日、デイリーNKの特派員が新義州の船着き場で撮影した写真には、端午節を迎えて遊覧船に乗り、鴨緑江を見物している北朝鮮の女性たちの身なりが写っていたが、以前に比べて派手になった印象を受ける。

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最近、国境地域で会った中朝貿易の商人の姿と、彼らが北朝鮮に持ちこむ主な品目からも、女性たちの意識がかなり変わったことが分かる。

中国の丹東から北朝鮮に生活必需品を持ち込んで販売するチェ・ミョンヒさんは18日、丹東市内の某所で記者と会い、最近、平壌をはじめとする大都市の女性たちが、鮮やかな色の服を捜しており、特にアクセサリーブームがおこっていると伝えた。

現在、チェさんは衣類以外にもアクセサリー商売でかなり収入があるという。チェさんが中国の瀋陽や大連のアクセサリー商店で5~8人民元(600~1千ウォン)で注文して購入したアクセサリーは、今平壌のデパートや市場で10~15人民元(韓貨1千3百~2千ウォン)で売られている。

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チェさんは“アクセサリーは原価が少なく、利潤が多く残る商売だ。特に、小さくて運ぶのにも問題がない”と言った。チェさんは普通、1万個の多様な種類のアクセサリーを持って行くが、主にネックレスとヘアピンで、主要な顧客は平壌の女性たちだという。

現在、ネックレスや指輪、ヘアピンなどは、北朝鮮の大都市の多くの女性が誰もが1、2個ずつ着用しているというのがチェさんの主張だ。チェさんは具体的に供給の地域は明らかにすることができないが、需要が多くて商売も拡大すると耳打ちした。

だがチェさんは、“十字架や宗教的なお守りがついているネックレスと腕輪は着用が禁止されている”と語った。また、“あまりに派手だったり変なネックレスはだめ。アクセサリーは一にも二にも、北朝鮮の女性が好きな模様(デザイン)と色を選択して持って行くのがカギ”と語った。

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北朝鮮の女性たちのこうした変化は、配給制度の崩壊により、商売が住民たちの唯一の生存手段に変わり、市場の活性化で住民たちがある程度余裕を持つようになった結果というのがチェさんの指摘だ。

一方、このように北朝鮮の女性たちが服やアクセサリーで飾り始めたことは、北朝鮮のような画一的な閉鎖社会でも、美しくなろうとする女性たちの本狽?jむことは困難であるという点を示唆するものと思われる。