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アメリカの国際人権団体であるフリーダムハウスが12日に、北朝鮮の人権状況が世界で『ワースト・オブ・ワースト』に選ばれたと発表した。

フリーダムハウスが世界194カ国と14の自治領の政治権や市民権の保障の程度を分析して発表した、『2010世界の自由』という報告書で、北朝鮮はトルクメニスタン、ウズベキスタン、リビア、スーダン、ミャンマー、赤道ギニア、エリトリア、ャ}リアなど9カ国と共に最悪の人権弾圧国に選ばれた。

北朝鮮は、フリーダムハウスが各国の人権状況に対する評価を始めた73年から今年まで、38年連続で最悪の人権弾圧国に挙げられている。

同報告書は、世界の全ての国を『自由がある国』『部分的に自由がある国』『自由のない国』に分類しており、『自由のない国』47カ国中、最も点数が低い9カ国を『最悪中の最悪』としている。

北朝鮮は特に、政治的な自由と市民権の保障の分野の点数が最も低い7点だった。同報告書は、北朝鮮をマルクス・レーニン主義の一党体制と紹介し、昨年1年間、民間の市場経済に対する統制の強化と共に、住民の経済的な自由の抑圧のため、人権状況がさらに悪化したと分析している。

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フリーダムハウスのサラ・クック・アジア研究員はラジオ・フリー・アジア(RFA)とのインタビューで、「北朝鮮当局の市場統制と貨幣改革は、住民の経済圏だけでなくその他の自由権にも影響を及ぼし、深刻な人権侵害という結果をもたらした」と説明している。

韓国は『自由がある国』に選ばれ、政治的な権利では最も高い1点を、市民権の保障では2点を得た。