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国連安保理決議によって制裁対象者に指定されていたエジプト駐在のパク・チュニル北朝鮮大使が、エジプトから出国していたことが明らかになった。米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。

エジプトの国連代表部のムハンマド・アブルワファ2等書記官は、VOAのメール取材に対して、パク大使は今年10月にエジプトから「永久に去った」と明らかにした。

パク大使は、国連安保理が11月30日に採択した対北朝鮮制裁決議2321号の「旅行禁止と資産凍結の対象」のリストに名前が挙がっていた。大使は北朝鮮に帰国したものと思われる。現職の北朝鮮大使が制裁リストに追加されたのは、今回が初めてのことだ。

安保理決議とは別に、米財務省の外国資産管理室(OFAC)も独自制裁リストにパク大使の名前を追加している。

3年前にエジプトに赴任したパク大使は、違法な武器取引を行なっていた朝鮮鉱業開発貿易会社(KOMID)を支援していたという容疑が持たれているという。

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エジプト政府は今年4月、KOMIDの要員、キム・ソンチョル氏、ソン・ジョンヒョク氏、国家保衛部(現国家保衛省=秘密警察)所属のリ・ウォノ氏の3人を、国外に追放している。