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この国際色豊かな犯罪劇の主人公たちに問われた罪は、北朝鮮製の覚せい剤100キロをニューヨークに密輸しようとした、というものだ。一味にはもうひとり、イギリス人の仲間がいて、ほかの4人とともに拘束・起訴された。彼らのその後の運命についてVOAは、短くとも懲役10年、長くは終身刑を免れないだろうとしている。

彼らが捕まったのは、米麻薬取締局(DEA)のおとり捜査に引っかかったからだ。香港の犯罪組織のメンバーである台湾人の男とフィリピン人の男は、DEAの協力者である薬物ブローカーに対し、次のように明かしたという。

かつて北朝鮮の覚せい剤を扱える組織は8つあったが、北朝鮮当局が薬物製造から撤退したため、現在では自分たちだけが残った。自分たちは「商品」を1トン、フィリピンに備蓄してある――。