アメリカが11日(現地時間)に、北朝鮮が平和協定会談を提案したことに対して、6カ国協議の復帰と非核化の履行が先という従来の立場を再確認した。
アメリカ・国務省のクローリ次官補が定例記者会見で、北朝鮮外務省が平和協定会談を提案したことについて、「北朝鮮が我々のところに来て、6カ国協議の復帰についてイエスと言い、9.19共同声明の義務を履行するのが先だ。そうすれば、他の種類の議論についても話し合える」と述べ、北朝鮮が6カ国協議に復帰し、非核化を先に履行することが前提であるという立場を崩さなかった。
さらに、「北朝鮮には、6カ国協議に復帰すると答える以外の選択肢はない。そうすれば我々は、核問題や様々な問題について話し合うことができる」と再度強調した。
特に、「9.19共同声明には非核化と平和体制の構築、関係正常化および経済・エネルギー支援といった内容がたくさん盛り込まれている」と指摘した。
これについてクローリ次官補は、「将来の平和協定交渉では、アメリカだけが唯一の当事国というわけではない。したがって、6カ国協議のような多国間協議が重要になる」と説明した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面また、対北制裁の解除が6カ国協議再開の条件になると主張したことについては、「北朝鮮を6カ国協議に復帰させるために、見返りを払うつもりはない」と述べ、対北制裁を緩和する意思はないことを明らかにした。
ホワイトハウスのギブス報道官も定例記者会見で、「平和協定会談などの問題を話し合うためには、北朝鮮が6カ国協議に復帰しなければならない。数年前に合意したように、核保有国になるという望みを捨てるべきだ」と強調した。
また、「北朝鮮が義務を履行すれば、会談で進展が見られるだろう。今は我々ではなく、北朝鮮が義務を履行するために行動する段階」と説明した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面北朝鮮の外務省は11日に声明を発表し、休戦協定の当事国に平和協定締結のための会談を提案した。