北朝鮮の挑発の可能性について方参事官は、「北朝鮮は、国連安全保障理事会決議2321号採択後も、実質的(挑発)行動に乗り出していないが、それにはいくつかの理由があると思う」「北朝鮮は今、新たな決議が及ぼす影響と、トランプ政権の対北政策の方向性、そして韓国の国内情勢を注視しているようだ。3つの要素を総合的に分析してから、行動を決定するのではないか」と語った。
続いて「ただし、北朝鮮の行動を予測することよりも重要なのは、中国と韓国、そして米国の政策だと思う」「中国は朝鮮半島の非核化実現、朝鮮半島の平和安定の守護、対話を通じた問題解決という原則を堅持している」と強調した。
さらに方参事官は「不変をもって万変に応ずる」(どっしりと構えて、様々な事態に対応するという意味)ということわざを引用し、「北朝鮮がいかなる行動を取ろうとも、われわれの政策は変わらない」「中国はもちろん、韓国と米国もこの三原則を堅持するならば、北朝鮮がよからぬ行動を行うのは難しくなるだろう」と付け加えた。