プロパガンダ一色の朝鮮中央テレビと違い、外国映画も頻繁に放映するためだ。
万寿台テレビは昨年7月に放送が中断したが、11月に復活している。ちなみに、中断の理由は、職員が、編集前の外国の映像素材をUSBメモリーに入れて、横流ししていたことが国家保衛省(秘密警察)に発覚し、捜査の対象となったからだ。
(関連記事:北朝鮮テレビ、チャンネルがさらに減少…万寿台テレビが放送中止か?)このチャンネルでは、平日の夜は金正恩党委員長のプロパガンダ番組と科学技術についての番組を、週末にはスポーツ番組を放送している。特記すべきは、毎日のようにロシア映画、それも第2次世界大戦を扱ったものを放送している点だ。
一方、ロシアと並んで北朝鮮と「友好国」であるはずの中国の映画は、一切放映されない。近年の中朝関係の冷え込みの影響とみられる。