海外に派遣された北朝鮮の労働者は、1日に12時間から16時間、場合によっては20時間もの長時間労働を強いられ、休みは月に1~2日しか与えられない。あまりに辛く、現場から逃げ出そうとした労働者がアキレス腱を切られたり、掘削機で足を潰されたりという凄惨な私刑(リンチ)を受けていることも、デイリーNKの取材でわかっている。
(参考記事:アキレス腱切断、掘削機で足を潰す…北朝鮮労働者に加えられる残虐行為)ただ、このような状況があることは、以前から知られていた。ならばなぜ、今回になって初めて取り上げられたのか。