北朝鮮外務省の報道官(スポークスマン)は11日、朝鮮中央通信社とのインタビューで、国連安全保障理事会が9日に北朝鮮の人権問題に関する緊急会合を開いたことに対して「国連舞台でまたもや起こされた米国の反共和国『人権』騒動をわれわれに対する悪らつな敵対行為として強く断罪、糾弾する」と非難した。同日、朝鮮中央通信が報じた。
スポークスマンは、「最近、米国とその追随勢力は国連安保理の公開会議でありもしないわれわれの『人権問題』を強圧的に上程、討議する行為を働いた」と指摘。
さらに、「米国が国連憲章と多くの国の反対を無視し、投票機械をかき集めてわれわれの『人権問題』を国連安保理に上程させる不法な行為を働いたのは、国連とその加盟国に対する露骨な愚弄、冒とくである」と主張した。
そのうえで、「われわれは、敵対勢力の反共和国『人権』騒動をいささかも許さず、断固たる超強硬対応でそれを徹底的に粉砕するであろう」と強調した。