北朝鮮外務省の報道官(スポークスマン)は9日、朝鮮中央通信社とのインタビューで、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)が離散家族問題の報告書を発表したことに対し、「誰それを『拉致』したなどと言うあらゆるねつ造資料を列挙しながらわが共和国に言い掛かりをつけた」と非難した。同日、朝鮮中央通信が報じた。

スポークスマンは、「(OHCHRが)南朝鮮当局がつくり上げた虚偽とねつ造で一貫した反共和国『報告書』発表を強行したことをわが共和国に対する敵対行為とらく印を押し、『報告書』を断固排撃する」としながら「われわれは拉致という言葉自体と縁もゆかりもない」と強調した。

また、「南朝鮮当局が今年の4月、情報院のごろつきを動員して外国でわが女性公民10人余りを集団的に誘引、拉致し、南朝鮮当局者が露骨に『脱北』を扇動したのは南朝鮮こそ、拉致を専業とする反人倫犯罪集団だということを実証している」と北朝鮮レストラン従業員集団脱北事件を持ち出し、韓国を非難した。

そのうえで、OHCHRに対して「露骨な『脱北』扇動をこととする南朝鮮当局者とわが女性公民たちを白昼に集団的に誘引、拉致した南朝鮮の情報院のごろつきから犯罪視し、わが女性公民たちを直ちに送還することを南朝鮮当局に求めるべきである」と要求した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮外務省代弁人、北南間の離散家族問題を持ってわれわれに言い掛かりをつけた国連人権高等弁務官事務所を糾弾

【平壌12月9日発朝鮮中央通信】朝鮮外務省のスポークスマンは、国連人権高等弁務官事務所が北南間の離散家族問題を持ってわれわれに言い掛かりをつけたことに関連して9日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

7日、国連人権高等弁務官事務所が北南間の離散家族問題に関連する「報告書」発表劇を演じて、われわれが誰それを「拉致」したなどと言うあらゆるねつ造資料を列挙しながらわが共和国に言い掛かりをつけた。

国連人権高等弁務官事務所がわれわれの度重なる警告にもかかわらず、南朝鮮当局がつくり上げた虚偽とねつ造で一貫した反共和国「報告書」発表を強行したことをわが共和国に対する敵対行為とらく印を押し、「報告書」を断固排撃する。

すでに数回にわたって明白にした通り、われわれは拉致という言葉自体と縁もゆかりもない。

かつてわれわれの主動的な措置と誠意ある努力によって正常に行われてきた離散家族・親せき面会が中断されたのは全的に南朝鮮がわが公民に対する誘引・拉致を持続的に強行して北南関係を完全に破壊したことに起因する。

南朝鮮当局が今年の4月、情報院のごろつきを動員して外国でわが女性公民10人余りを集団的に誘引、拉致し、南朝鮮当局者が露骨に「脱北」を扇動したのは南朝鮮こそ、拉致を専業とする反人倫犯罪集団だということを実証している。

最近、「朴槿恵スキャンダル」によって南朝鮮当局が四面楚歌に陥ったことと時を同じくして国連人権高等弁務官事務所が「報告書」を発表したのは、北南対決から活路を見い出そうとあがく南朝鮮当局に便乗して機構の生命である公正さと客観性さえ投げ捨てた不当な行為である。

国連人権高等弁務官事務所が離散家族・親せき問題の解決に真に関心があるなら、露骨な「脱北」扇動をこととする南朝鮮当局者とわが女性公民たちを白昼に集団的に誘引、拉致した南朝鮮の情報院のごろつきから犯罪視し、わが女性公民たちを直ちに送還することを南朝鮮当局に求めるべきである。

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