北朝鮮の朝鮮中央通信は7日、先月23日に日韓両政府が締結した日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)に対して侵略的軍事協定締結であり米国が強迫したと非難する論評を配信した。

論評は、協定の締結に対して「南朝鮮占領米帝侵略軍司令官が『勇敢な決定』『韓米連合軍の協力を増進させうる措置』だとおだて、ホワイトハウスと米国防総省も『歓迎』の声明を出す、どうすると騒ぎ立てた」と指摘。

さらに、「かいらいと日本の反動層間の軍事協定締結を執ようにあおり立て、強迫してきた背後勢力がほかならぬ米国であるということをはっきりと示している」と主張した。

また、「かいらいが極度の政治的危機にもかかわらず、『軍事作戦を行うように』日本との軍事協定締結をたった27日目に強行締結したことにはまさに、自国の利益のためなら生ける屍までも利用する米国の黒い魔手が深く伸ばされている」と強調した。

そのうえで、「極度にごう慢無道で破廉恥な米国はまたもや南朝鮮・日本間の『相互軍需支援協定』の締結まで強いてアジア版NATOである3角軍事同盟の構築を最終的に完成しようとしている」と非難した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

侵略的軍事協定締結に伸びた黒い魔手 朝鮮中央通信社論評

【平壌12月7日発朝鮮中央通信】南朝鮮・日本間の軍事情報保護協定締結に対する南朝鮮人民と地域諸国の強い反対、排撃とは相反して快哉を叫ぶ勢力もある。

協定が締結されるやいなや、南朝鮮占領米帝侵略軍司令官が「勇敢な決定」「韓米連合軍の協力を増進させうる措置」だとおだて、ホワイトハウスと米国防総省も「歓迎」の声明を出す、どうすると騒ぎ立てた。

これは、かいらいと日本の反動層間の軍事協定締結を執ようにあおり立て、強迫してきた背後勢力がほかならぬ米国であるということをはっきりと示している。

先日、米国務省東アジア・太平洋担当次官補代行が米国政府は久しい前から「韓日間の軍事情報保護協定締結を督励」し、「協定に関連する論議に直接参加したりした」と言ったのはこれに対する論駁(ばく)できない証拠となる。

南朝鮮のかいらいと日本の反動層の軍事協定締結は徹頭徹尾、北東アジア地域で覇権を握ろうとする米国の戦略的利害関係によるものである。

地域外の国である米国は、対アジア支配戦略実現のために現地の手先である南朝鮮と日本を引き入れて侵略的な3角軍事同盟を構築しようと画策している。

すでに、手先らとの縦的軍事協力システムを完備した米国は、3角軍事同盟形成の最終段階である南朝鮮と日本間の横的協力システムを確立するために執ように策動した。

しかし、わが民族の千年来の敵である日本と南朝鮮間には歴史的・人倫道徳的問題によって先鋭で重大な軍事分野における協定が締結されることができなかった。

事大・売国で悪名高い李明博「政府」も米国のそそのかしの下でこの協定締結を推し進めようとしていて、南朝鮮各界の強い反対にぶつかって退かなければならなくなった。

米国は、親米・親日が骨髄に徹した朴槿恵一味が政権を執った機会に、日本と南朝鮮間の性奴隷問題「合意」を成し遂げるようにしたのに続き、「情報共有」「拡張抑止力提供」、各種の共同訓練など3者間の軍事「共助」をさらに拡大しながら目下の同盟者らを軍事協定締結へとそそのかした。

かいらいが極度の政治的危機にもかかわらず、「軍事作戦を行うように」日本との軍事協定締結をたった27日目に強行締結したことにはまさに、自国の利益のためなら生ける屍までも利用する米国の黒い魔手が深く伸ばされている。

今、南朝鮮の各野党と各階層の人々は「協定締結は安保優先主義ではなく、従米優先主義」「中国とロシアを狙った『韓・米・日軍事同盟』のためのもの」「地域の深刻な葛藤(とう)と不安定性を増大させる」とその本質と危険性を暴きながら売国協定の廃棄、「源泉無効」を主張している。

極度にごう慢無道で破廉恥な米国はまたもや南朝鮮・日本間の「相互軍需支援協定」の締結まで強いてアジア版NATOである3角軍事同盟の構築を最終的に完成しようとしている。

北東アジア地域の国と人民は、朝鮮半島と地域の平和、安定を破壊する主犯である米国とその手先らの策動に警戒心を高めなければならない。

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