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デイリーNKの取材協力者S氏によると、「事件」は9月20日、大規模な水害の被災地である咸鏡北道(ハムギョンブクト)の会寧(フェリョン)市で起きた。

水害で夫と娘を失った女性が、職場に出勤しないことをとがめた朝鮮労働党の宣伝扇動部幹部に向かって「あんた達は何もしてくれなかったのに、出勤しろだって?毎朝うるさく朝の動員に出てこいと触れ回っていた放送車が、水害が起きることを知らせでもしたのかい?そのせいでみんな無駄死にしたんだよ!」と激しく抗議したのだ。

女性は続けて「雨があれだけ降って、堤防が崩れたにもかかわらず、誰か知らせてくれたのかい?みんな家の中にじっとしていて死んだのよ!それともあんた達は『高い所』に住んでるから、私たちみたいな下々の人間がどうなったって関心も無いんだろう?」とまくしたてたという(実際に幹部たちは住宅密集地ではなく、丘の上などに暮らす場合が多い)。