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2009年の1年間、南北関係はどの年よりも千変万化した。

北朝鮮は李明博政府の1年目である2008年には、韓国政府との交流・協力を一貫して拒否していた。だが今年に入り、金大中元大統領が逝去した時に弔問団を派遣するなど、南北関係の転換をもくろみ平和攻勢をしかけてきた。

それと共に、核実験やミサイル発射、西海挑発など北朝鮮の軍事的挑発も1年間続いた。また、開城工団の勤労者ユ・ソンWンさんの抑留、臨津江放流事件などが続き、国民の対北認識も否定的な方向に傾いた。

その一方、離散家族事業の再開や新型インフルエンザの治療薬の支援など人道的懸案に対しては交流する姿勢も見せて、南北対話の再開のために、両政府が水面下で接触した。

韓国政府は南北関係を北朝鮮の核問題と連携させるという前提を掲げつつも、開城工団や金剛山観光などは続けるという立場をとっている。金剛山観光客パク・ワンジャさん死亡事件を受け、韓国国民の身辺の保障に関して制度が整えば、政府は本格的に南北協力事業を推進するという方針を出している。

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師走に入り、新しい年を迎えようとしている。今年1年間の南北関係10大ニュースをデイリーNKが選定した。

? 開城工団契約無効宣言

北朝鮮は5月15日に、開城工団の既存の法規と契約の無効を一方的に宣言し、さらに6月11日には開城工団の北側勤労者の賃金を現在の約4倍である月300ドルに、土地賃貸料をすでに納めた金額の31倍である5億ドルにそれぞれ引き上げるよう要求した。

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さらに、開城工団の勤労者ユ・ソンWン氏が3月30日に北朝鮮の女性に対する脱北策動の容疑で逮捕、抑留され、開城工団事業の継続も不透明な状況になった。

だが北朝鮮は下半期に入り、開城工団の勤労者の賃金引上げ率を例年の水準である5%に維持しようと提案するなど、多少緩和した。12月中旬には南北代表団が共同で中国とベトナムの公団を視察した。

? 北朝鮮弔問団の訪韓

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北朝鮮のキム・キナム朝鮮労働党中央委員会書記やキム・ヤンゴン統一戦線部長などが加わった弔問団が、金大中元大統領の葬儀に参加するために、6月21日から3日間ソウルを訪問した。

北朝鮮弔問団は李明博大統領やヒョン・インテク統一部長官などに会い、「南北関係の進展を願っている」という金正日の口頭メッセージを伝達した。

北朝鮮弔問団は当初、ソウルに1泊2日の予定で滞在することになっていたが、李明博大統領との面談のために日程を1日延ばすなど、対南関係の改善に対して積極的な姿勢も見せた。

? DDoSサイバーテロ

7月7日に青瓦台や韓米の主要な情報サイトと大型サイトが、「分散型サービス拒否(DDoS)攻撃」を受けて接続障害が発生し、韓国史上初のインターネット大乱が発生した。

国家情報院は ▲北朝鮮の祖平統のサイバーストームを非難する声明の発