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しかし、狭い範囲で発生しているにもかかわらず、当局が何ら手がかりをつかめていないことに、住民の間には相当なストレスが溜まっているようだ。

また、何が起きているかわからない状況が、住民たちを限りなく不安にさせており、根拠のないあらゆる噂が飛び交っているという。その中のひとつが、「子どもたちは臓器売買組織に誘拐されたのではないか」というものだ。

同種の噂は、脱北者支援をしていた牧師の殺害事件を巡っても流れたことがあった。

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10月の失踪事件が、正恩氏が最近作らせた検閲部隊「6・20常務」による、韓流ドラマや違法薬物の一斉取り締まり期間中に起きたことも特徴的だ。当局が街中で監視の目を光らせる中で、どうして子どもだけが忽然と消えてしまうのか。