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平壌と恵山を12時間で結ぶこの列車は、特別だけあって運賃も非常に高かった。電気機関車がけん引する一般列車は1200ウォン(約14.4円)だが、ディーゼル列車は9万2000ウォン(約1100円)。それがダフ屋の手に渡ると150元(約2470円)に跳ね上がる。

庶民にはとても手が出ない値段設定だが、商売人にとっては非常に便利な交通手段となっていた。また、出張で平壌へ向かう市や郡の党委員会の課長クラス、人民委員会の副委員長クラスの幹部は無料で乗車できた。

そんな「夢の超特急」が最近になって運行停止に追い込まれた。

RFAの咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋は語る。