北朝鮮のアジア太平洋平和委員会の代弁人(スポークスマン)は17日、朴槿恵政権が崔順実ゲートをめぐる混乱のすきを利用して日韓秘密軍事情報保護協定(GSOMIA)を締結しようとしていると糾弾する談話を発表した。同日、朝鮮中央通信が報じた。
談話は、「逆賊一味は11月1、9の両日、東京とソウルで日本のサムライ一味と実務協議会を開催して協定の主要内容で合意し、14日には東京でまた第3回実務協議会を開いて協定に仮署名した」と指摘。「民族の百年来の敵と結託して同族を圧殺しようとする極悪な反民族的犯罪行為」だと非難した。
また「軍事情報保護協定が締結される場合、侵略的な米・日・南朝鮮3角軍事同盟と米国のミサイル防衛(MD)システムの構築がいっそう促されることになるであろう」と強調した。
さらに「再侵略の機会だけを虎視眈々と狙っている日本の反動層に北侵戦争の挑発に加担できる法律的保証を提供することになり、南朝鮮は米国と日本の2重植民地、侵略の前哨基地に完全に転落することになるであろう」と非難した。
そのうえで「朴槿恵こそ一日でも生かしておくほど、民族の不幸と災難だけを増大させる特等災難の種だとし、現代版『乙巳五賊』の群れを一日も早く権力の座から引き下ろすべき」だと主張した。