デイリーNKジャパンの記者たちも韓国へ行くたびに脱北者と接触しているが、正直なところ、「まだまだ厳しい」と言わざるをえない。
(参考記事:2割が「北朝鮮に帰りたい」…韓国の脱北者3万人、多くが困窮)脱北者全体の7割以上を占める女性の生活は特に苦しい印象を受ける。
ソウル市から1時間ほど離れた京畿道(キョンギド)の某所に行くと、2~30代の脱北女性が客と食事をし、カラオケを歌い、体を売る店が軒を連ねている。女性に話を聞くと「お金が無ければ生きていけないが、他にできることはない」と投げやりな表情で語る。