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北朝鮮の朝鮮中央通信は16日、崔順実ゲートで窮地に立たされている韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が与党であるセヌリ党を推し立てて活路を見い出そうとあがいていると非難する論評を配信した。

論評は「『セヌリ党』の連中は、『迅速かつ徹底した真相究明』だの、『国政運営中断事態の防止が優先』だのとして民心を静めようとするかとすれば、『多様な声の傾聴』『野党の超党的協力』をけん伝してあらゆる権謀術数を弄している」と指摘。

こうした動きに対して「激怒した民心を欺まんし、野党を説得して事態をうやむやにすることによって弾劾の危機に瀕した朴槿恵を生かし、総体的破滅のどん底から抜け出そうとする狡猾な術策にすぎない」と強調した。

また「去る12日、南朝鮮全域で大規模的に展開された『集ろう、憤怒しろ、下りろ朴槿恵』第3回汎国民闘争は、独裁統治、腐敗政治を許さないとする民心をはっきりと示した」と、朴槿恵退陣を求める韓国の動きを伝えた。

そのうえで、「民心に勝つ権力はない。反人民的・反民族的罪悪でいっぱいの朴槿恵と『セヌリ党』は、一致団結して立ち上がった南朝鮮の民衆の抵抗の激流の中に永遠に埋葬されるであろう」と主張した。