1996年12月に発生したペルー大使公邸占拠事件で、ペルー軍特殊部隊のアドバイザーとなった日系アメリカ人がいるといものだ。
Nは早速、米陸軍兵士として朝鮮戦争を戦い、その後は傭兵として世界を転戦し、米国で軍事アドバイザーを務めていたテッド新井とコンタクトを取った。
テッド新井から、「日系人として祖国に恩返しできれば」との返事を受けたNの行動は早かった。
「海の公安」のボスへ
自ら米国へ飛ぶとともに、特殊部隊要員の予定者を呼び寄せ、実戦経験豊富なテッド新井から戦闘射撃や格闘術などの近接戦闘技術を学び、特殊部隊としての基礎を整えた。