北朝鮮の労働新聞は10日、1面に「社会主義に対する確固たる信念を抱いて最後の勝利を目指して力強く進もう」というタイトルの社説を掲載。同日、朝鮮中央通信が報じた。
社説は、金正恩党委員長への忠誠心を高める狙いがあるようだ。今月1日にも、論評を通じて「元帥だけおればわれわれは必ず勝利する」「社会主義強国を必ずうち建てる」などと強調しており、その背景が注目される。
社説では「朝鮮革命の長い歴史は、信念の威力でもって万難試練を切り抜けてチュチェの社会主義偉業を勝利のうちに開拓し、前進させてきた歴史である」と指摘。
さらに、「わが人民にとって社会主義祖国はすなわち金正恩元帥であり、元帥の指導はすなわち朝鮮式社会主義の勝利である」と強調した。
そのうえで、「金正恩元帥にすべての運命を全的に依託し、いかなる風が吹いても、かりに首に刀を当てられても、元帥の思想と指導だけに忠実に従うところに社会主義的信念が透徹した革命戦士の真の姿がある」と主張した。