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北朝鮮の祖平統が運営するウェブサイト「我が民族どうし」が16日、金正日が乗馬を楽しむ様子を報道し、「敬愛する将軍様の胸は晴れやかで通快な騎馬術、このお方の慌惚な騎馬姿には、将軍様の得意な情緒が見られる」と伝えた。

我が民族どうしによれば、この日金正日が競馬場を訪問すると、職員たちは金正日におとなしくよく飼いならされた白馬を持って来たという。

すると金正日が「白馬はおとなしすぎて面白くない」と言い、「飼いならされていない荒いまだらのある馬を選んで来なさい」と指示したと伝えた。

我が民族どうしは金正日がまだらのある馬を手懐ける過程も詳しく伝えている。

ウェブサイトは「敬愛する将軍様(金正日氏)がまだらのある馬に近付いて、頬をたたいたり撫でたりして、いつのまにか馬の上に上がっていらっしゃった」と述べ、「すると馬が前足を上げて勢いよく跳ねあがり、前に出て後ろ足を空中に高く伸ばしていなないた」と伝えた。

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さらに、「敬愛する将軍様は平然と手網を扱いながら、揺れる馬を落ち着かせた」と言い、「しばらくしたら馬は静かになって将軍様に従順になった」と述べた。

また、金正日が「こいつ(馬)はうわさどおり甘くはないね、私もおかげでよい運動をした」と話したと伝えた。

「我が民族どうし」は「全身に力がほとばしるようで、胸の中に崇高で尊厳な感情情緒がわき上がるようだった」と金正日の乗馬術をほめたたえた。

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金正日の料理人だった藤本健二氏は回顧録で、金正日の別荘である元山招待所とチャンャ燈ハ荘で金正日とふたりきりで乗馬をした経験があると明らかにした。当時金正日は藤本氏に、日本の競馬場について詳しく聞いたという。

この手記を通じてカンドンやチャンソン、元山、22号招待所をはじめとし、全国に点在する金正日の別荘で馬を飼育しているという事実も明らかになった。

藤本氏は1992年に金正日が落馬して鎖骨が折れ、その日の夜まで意識が戻らなかったと述べ、10日後に食事の席で金正日を見たが、右目が真っ黒くなりあざが出来ていたとも伝えている。