韓国では朴槿恵大統領がただ一人、心を許す関係だったという崔順実(チェ・スンシル)氏による国政の私物化事件が連日トップニュースになっている。崔氏は「ムダン(巫堂)」と呼ばれるシャーマニズムにおける「巫女」で、神通力をもって朴大統領を「支配」していたという噂もまことしやかにささやかれる。
もはや「なんでもあり」で韓国国民からも完全にそっぽを向かれた朴大統領であるが、今回は大統領であったから問題になっただけで、ムダンなどの占い師に頼ることは南北朝鮮では一般的な光景だ。
(参考記事:朴槿恵大統領を食い物にし続けた「怪しい宗教家」の父と娘)秘密警察も占い頼み
北朝鮮でも庶民から「金主(トンジュ)」と呼ばれる新興成金まで、占いは生活に根付いている。