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「税金制度のない国」を公式に宣言している北朝鮮だが、税収がなくては地方政府の運営ができない。そこで、市場の「ショバ代」や駐輪場利用料を徴収することで、税収としているのだ。また、市場管理所と商人の間では様々な理由でワイロが行き交う。市場は、最も身近な利権の温床なのだ。

一方で当局は、今回の二部制再実施と同時に、毎週土曜日に市場を閉鎖する方針を示した。

咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋によると、中央は「正規生活の日」に定め、商人に対して「商売をするのではなく、元々所属している組織や職場に行って、生活総和(総括)、政治講演会、学習会に参加せよ」との指示を出している。

これは、一般の住民から上がっていた「商人は正規生活に参加しないからずるい」との声を受けてのものだ。