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北朝鮮の一部地方で、コメの価格が大幅に下がっていることが明らかになった。

黄海北道(ファンヘブクト)のデイリーNK内部情報筋によると、コメ1キロの価格は10月中旬まで4800北朝鮮ウォン(約57.6円)だったのが、11月に入ってから3500北朝鮮ウォン(約42円)まで急落。住民たちは「暮らしが楽になる」と喜んでいるという。

コメ価格が急落している地域は、黄海道(ファンヘド)と平安道(ピョンアンド)などの西海岸の穀倉地帯だ。その一方で、北東部の咸鏡北道(ハムギョンブクト)や両江道(リャンガンド)の市場では、現在も5000北朝鮮ウォン(約60円)前後で取引されており、値段の推移に変化は見られない。

北朝鮮のコメ価格の変動について情報筋は次のように語った。

「北朝鮮の穀物価格は、収穫量の影響を強く受ける。また、収穫期には、農場の幹部や役人などにより流通の過程で横流しされたコメが市場に出回ることで、価格が下がる」

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今回の下落の一因として、今年の作況が良好だったことや中国からの輸入米が増えていることが背景にあると見られる。

また、「国連から援助されたコメが大量に入ってくる」との噂が広がっていることもあるようだ。輸入米が大量に入荷されると、手持ちのコメが売れなくなることを恐れた商人は、安値で売りさばこうとするからだ。

この噂との関連は不明だが、実際北朝鮮は、今年9月に1万6000トンもの大量のコメを中国から輸入している。

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しかし、コメの安値は一時的な現象に終わると専門家は見る。

IBK経済研究所のチョ・ボンヒョン副所長は、デイリーNKの取材に「住民の心をなだめるために、コメの輸入を増やし値段を下げたものと思われるが、そもそもの供給量を増やせない限りは、コメの値段が安値で安定することはないだろう」と語った。