崔順実ゲートをめぐっては、驚くことに崔氏と親しい財閥夫人や広告プロデューサー、彼女の愛人とされる元ホストが居並ぶ「素人利権集団」が、大統領にどのように指図するかを秘密裏に話し合っていたとの証言がある。事実なら、朴氏は「操り人形」だったということになる。
(参考記事:親友の「愛人ホスト」が居並ぶ利権集団…朴槿恵大統領を操った「秘線会議」とは)こうした新情報が出れば出るほど、北朝鮮の朴槿恵非難はさらに激化するだろう。もちろん正恩氏にもスキャンダルはあるが、表現の自由が一切ない北朝鮮ではスキャンダルなど問題にすらならない。一方、韓国はまがりなりにも民主国家であり、今回のように政治的スキャンダルは政権運営に悪影響を及ぼしかねない。