北朝鮮が10日に、新型インフルエンザの治療と関連し、韓国政府の支援を受け入れると明らかにした。
統一部のチョン・ヘャ燈?ケ官は、「今日午前、板門店連絡官チャンネル(通話)を通じて、韓国の当局が新型インフルエンザと関連して支援の意思があるという点を北側に通知した」と述べ、「これに対して北側は、板門店連絡官チャンネルを通じて、韓国側の支援の意思を受け入れるという立場を伝えた」と明らかにした。
チョン報道官はさらに、「政府は板門店連絡官の接触を通じて、具体的な支援の方法と手続きなど、詳細な内容を協議することにした」と述べ、「提供の手続きや方法に関する合意があれば、なるべく早いうちに支援できるようにする考え」と付け足した。
政府は8日に「北朝鮮で最近、新型インフルエンザが発生したという消息があるため、事実関係を確認して支援できる方案を模索するように」という李明博大統領の指示に従って、北朝鮮内の新型インフルエンザ発生の状況を把握すると同時に、支援の方案を検討してきた。
これを受けて政府は今日、党政協議を行い、1万人分以上の対北支援用のタミフルを国内の備蓄分から確保するという方針を定めたと伝わった。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面チョン報道官は支援の規模について、「具体的な規模は確定していないが、政府は北朝鮮が新型インフルエンザの拡散に、初冬には対処することができる『十分な量』の治療薬を支援するという立場で検討する」と語った。
一方北朝鮮は9日に、朝鮮中央通信を通じて、新義州と平壌で「A(H1N1)型の流行病(新型インフルエンザ)」の患者が9人出たと伝え、新型インフルエンザが発生した事実を初めて確認した。