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アメリカのオバマ大統領の特使として平壌を訪問していたボスワース北朝鮮政策担当特別代表が、2泊3日の訪朝を終えて予定通りに10日に韓国に戻る。

アメリカ国務省のケリー報道官は9日(アメリカ時間)の定例記者会見で、「ボスワース代表は数時間後に平壌を発ちソウルに戻る。ソウルでボスワース代表の記者会見が予定されている」と話した。

ケリー報道官は、ボスワース代表が訪朝して誰に会い、どのような内容について議論したのかについてはまだ報告を聞いていないと述べ、ボスワース代表がソウルに着いた後、訪朝の結果について確認できると伝えた。

韓国・外交部によると、ボスワース代浮轤ヘ10日正午に特別機で烏山空軍基地に到着し、ソウルに着いてからアメリカに訪朝の結果を報告する予定という。また、韓国・外交通商部のユ・ミョンファン長官に会い、その後6カ国協議の韓国側首席代表であるウィ・ソンラク朝鮮半島平和交渉本部長に訪朝の結果を説明する予定そうだ。

その後、記者会見を開いて今回の米朝2国間対話の内容と結果について説明する予定という。

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ボスワース代表は訪朝の初日である8日に、キム・ゲカン外務省副相と1回目の協議を行った。2日目の9日には、カン・ソクジュ外務省第1副相との協議に臨んだが、6カ国協議への復帰や和平合意問題などに対する意見の差が縮まらず難航したという。

これについてアメリカ国務省の高官は、「今回の会談は、結局何の決定も下されずに終わったとしても驚くべきことではない。彼らに何かをする準備ができているのかどうかはっきりさせるために、再度会談する必要があるかもしれない」と話した。

ボスワース代表の今回の訪朝について北朝鮮のメディアは1度も触れていないため、会談の結果があまり良くなかった可能性もある。

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北朝鮮の官営メディアは8日午後、ボスワース代表が平壌に到着したことは迅速に報じたが、韓国に戻る10日午前までの動きについてはまったく報道していない。8月にクリントン元米大統領の訪朝をリアルタイムで報じたのとは大きく異なる反応だ。

これについて、北朝鮮が今回の米朝対話を慎重に考えているからという視覚もあるが、今回の対話の結果について北朝鮮が失望していることを意味しているという分析も出ている。